歯ブラシって、本当に正解なの? - Lolita doll

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私のこと

歯ブラシって、本当に正解なの?

もうドール服と全っ然関係ない話でごめんなさい。

タイトルも「歯ブラシはもう古い?話題の新常識と正しい選び方」とかの方が良いのもわかってる!わかってるけど、独り言としてボソッとメモしたかった(ブログをメモにするなよと思ったそこのあなた!正しい!!)

元・歯科衛生士の私がふと思ったこと。

先日、ふとした瞬間にこんなことを考えてしまった。

「…歯ブラシって、本当に歯を磨くのに有効な道具なんだろうか?」って。

長年歯科衛生士として、患者さんに「もっと力を抜いてくださいね」「この角度で当ててくださいね」と指導してきた。

でも今改めて考えると、**そんなに指導しないと正しく使えない道具って、どうなんだろう?**って思ってしまったのです。

たとえばお風呂掃除。

ブラシでゴシゴシしてもなかなか汚れが落ちない場所ってあるけど、布でサッと拭き取った方がきれいになることってありますよね。

歯だって同じで、“面”で汚れがついてるのに、“点”でしか当たらない歯ブラシでちゃんと落とせてるのかな?って。

赤ちゃんのころはガーゼで歯を拭いてた。

あれ、結構しっかり汚れ取れるんですよ。

大人だって、あのやり方でいいんじゃないかな?むしろその方が自然で、効果的かもしれないのに。

でも、そういうことって、当たり前に使ってると疑問すら持たなくなる。

1歳から歯ブラシ使ってきたら、それが“正解”って思っちゃうもんね。

そして、その『歯ブラシ』って誰が考えたの?って実は、歯ブラシの原型って紀元前の中国で、**豚の毛を竹にくくりつけた「豚毛ブラシ」**が起源って言われてるの。

15世紀ごろにはもう存在してて、ヨーロッパに広まったのは18世紀くらい。

今のナイロン毛の歯ブラシが出たのは1930年代(デュポン社)で、そこから基本的な形状って実はほぼ変わってない。

つまりさ…

数百年前の生活に合った形が、アップデートされずに現代に残ってるだけとも言えるんだよね。

私たちの生活も食生活も道具も進化してるのに、歯ブラシだけ「力のコントロールと正しい動きが必要」って、昭和どころか明治的な根性論入ってる気すらする(笑)。

本当は「誰が使っても一定以上に効果が出る」「間違った使い方をしてもダメージが少ない」そんなツールがあるべきだと思うんだよね。拭き取り式とか、面で磨ける布とか、逆に“自動で動くけど超ソフトなブラシ”とか、そっちの方向に行くのが自然かも。

そもそも今の歯ブラシが「最適解」じゃなくて「伝統」だったとしたら、そろそろ変えてもいい頃かも。

実は私、今はもう歯科の現場にはいません。

だからこそ、逆にこんな風に俯瞰して思えるのかも。

「本当にそれ、最適な方法?」って。

何かが変だなと感じていても、現場にいると気づけなかったり、気づいても口に出せなかったり。

だけど、今だからこそこういうモヤモヤも、ちょっと声に出してみようと思いました。

きっと、歯ブラシが最適解じゃないとしたら、

もっと誰にでも使いやすくて、負担が少なくて、ちゃんと汚れが落ちるツールだって、あるかもしれない。

未来のオーラルケア、もっと自由であってほしいな。

でもね、こういう“なんとなくみんながやってるけど、実はちょっと違和感があるもの”って、歯ブラシに限らないのかもしれない。

私がドール服を作るときも、型紙や生地の選び方、服の構造ひとつひとつに「これって本当にベストな形?」って立ち止まることがある。

ただの小さな服だけど、「本当に着せやすいか?」「誰にとって優しい作りか?」って、つい考えちゃう。

たぶんそれって、元・歯科衛生士として、“ケアする側の視点”がどこかに残ってるからかもしれない。

違和感を見逃さないこと。

当たり前を、ちょっと疑ってみること。

そういう気づきの延長線に、私のドール服作りもあるのかもしれません。


この記事の著者

しおすぎ

1987年生まれ。北海道出身。幼少期は手先の器用な祖父と手芸が好きな母に感化され色々な手芸に挑戦し、その作品を友人にプレゼントするのが趣味だった。学生になり手芸から一度離れたが手先の器用な事を活かし歯科衛生士になる。結婚し、娘が生まれドールを知りドール服作りに没頭。たまにカスタムもするし、たまに布小物も作る。

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