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ドール服の型紙を買ったあと何から始める?初心者が裁断前に確認したい7つのこと

こんにちは。Sugar & Salt編集長のことりです。

かわいいドール服の型紙を見つけて、「これ作りたい!」とダウンロードした瞬間って、ちょっとワクワクしますよね。

ところがPDFを開いてみると、型紙の線、地の目、縫い代、裁断枚数……急に知らない情報がたくさん出てきて、「え、ここから何をすればいいの?」となることがあります。

ここ、最初はちょっと戸惑いますよね。

でも、布を切る前に確認するポイントはある程度決まっています。順番にひとつずつ確認しておけば、「切ったあとにサイズが違った」「左右同じ向きで裁断してしまった」といった失敗もかなり防ぎやすくなります。

今回は、ドール服の型紙を手に入れたあと、実際に裁断を始めるまでに確認しておきたい7つのことをまとめました。

型紙を「読むもの」だと思うと少し難しそうですが、「これから作る一着の設計図」だと思えば大丈夫。一緒に準備していきましょう。

1.PDF型紙は最初に印刷サイズを確認する

PDF型紙を使うとき、最初に確認したいのが印刷倍率です。

型紙そのものが数%小さく印刷されていたら、そのあとどれだけ丁寧に裁断・縫製しても完成サイズは合いません。特にブライスサイズでは、数mmの差が着脱やシルエットにそのまま現れます。

「用紙に合わせる」ではなく指定倍率を確認する

PDFを印刷するとき、プリンターやアプリによっては「用紙に合わせる」「ページ全体を印刷」などの設定が自動で選択されることがあります。

この設定では、プリンターの印刷可能範囲へ収めるために、型紙が少し縮小される場合があります。

配布元が「100%」「実際のサイズ」「等倍」などを指定している場合は、その設定を優先してください。

たとえば身頃幅が40mm程度の小さな型紙なら、わずかな縮小でも左右の余裕が変わります。人間服では気になりにくい差でも、ドール服では無視できません。

確認用スケールがあれば定規で測る

型紙に「3cm角」「5cmの線」などの確認用スケールがある場合は、印刷後に定規で測りましょう。

3cmの指定が29mmになっていれば、型紙全体も同じ割合で小さくなっている可能性があります。

全部の型紙を切り抜いたあとに気づくと、もう一度印刷からやり直しになります。最初の一枚で確認しておけば数十秒で済む作業です。

特にスマートフォンやタブレットから初めて印刷するときは、一度測る癖をつけておくと安心です。

元データは変更せず残しておく

型紙を少しアレンジしたくなったときも、最初のPDFや原寸型紙はそのまま残しておくのがおすすめです。

トップス丈を3mm短くしたり、スカート丈を変えたりするだけでも、ブライスではかなり印象が変わります。

元型を残しておけば、「やっぱり元の丈に戻したい」というときもすぐ使えます。

原本は原本、アレンジはコピー。最初からこの2つを分けておくと、同じ型紙を何度も楽しみやすくなります。

2.型紙を置く前に作りたい服に合う生地か確認する

型紙が準備できたら、次は生地です。

「好きな柄だから」という理由だけで裁断すると、完成したときに思ったより厚い、広がる、柄が大きいということがあります。ドール服では、生地選びも型紙の一部だと思って考えてみましょう。

まず生地を二つ折り・四つ折りにして厚みを見る

平らな状態で触ると薄く感じるコットンでも、縫製すると縫い代や見返し部分で何枚も重なります。

特に襟、袖口、ウエスト、前立てなどは、生地が2枚、3枚、場合によってはそれ以上重なる場所です。

布端を二つ折り、さらにもう一度折って指でつまんでみると、完成時の厚みを想像しやすくなります。

ブラウスなら薄手コットン、細身パンツなら薄手デニムなど、作る服のシルエットに合った厚みを選びます。

柄は型紙を重ねてブライスサイズで見る

小花柄やチェックを使う場合は、生地全体を見るのではなく、型紙を実際に重ねてみます。

身頃の中に小さな花が何輪も入れば、人間用の小花柄ブラウスを縮小したように見えやすくなります。

反対に、身頃の中へ大きな花が半分だけ入ると、同じ布でもかなり大胆なデザインになります。

どちらが正解というわけではありません。大切なのは、裁断する前に「この数cmが服になったらどう見える?」まで確認することです。

型紙の作例と極端に違う素材は一着目では避ける

一着目では、型紙の作例に近い厚みや伸縮性の生地から始めると失敗原因を切り分けやすくなります。

作例が薄手コットンなのに、最初から厚手デニムや伸縮性の高いニットへ変更すると、縫いにくさや完成サイズまで変わることがあります。

まず基本の一着を作り、型紙の形を知ってから別素材へ。

二着目から素材を変えると、「この型紙、ローンだとこんなに柔らかくなるんだ!」という違いまで楽しめるようになります。

ことりの準備メモ
型紙を買うと、早く完成させたくてすぐ布を切りたくなりますよね。でも私は、この「どの布にしようかな」の時間もかなり好きです。同じ型紙でも白ならベーシック、小花柄ならガーリー、チェックなら少しカジュアル。まだ縫っていないのに、もうコーデが始まっている感じがするんです。

3.型紙に縫い代が含まれているか必ず確認する

ドール服の型紙で初心者さんが迷いやすいポイントのひとつが、縫い代です。

型紙によって「縫い代込み」と「縫い代なし」があるため、思い込みで裁断すると完成サイズが大きく変わります。布を切る前に、説明ページや型紙の表記を確認しましょう。

縫い代込みなら型紙の外周どおりに裁断する

「縫い代込み」と書かれた型紙では、外周の線にすでに縫い代が含まれています。

そこへさらに5mmなどを追加すると、完成した服が予定より大きくなります。

逆に縫い代なしの型紙をそのまま裁断すると、縫う分だけ小さくなります。

最初に「この線は裁断線?縫い線?」を確認しておくだけで防げる失敗です。

場所によって縫い代幅が違うこともある

すべて5mmという型紙もあれば、裾だけ多め、後ろ開き部分だけ別幅という場合もあります。

ドール服では数mmの差が大きいため、「だいたい同じくらい」で裁断しない方が安全です。

裾を折るために10mm必要なのに5mmで切ってしまえば、完成丈まで短くなります。

型紙に数字が書いてある場所は、裁断前に一度全部目を通してみましょう。

ブライスでは1〜2mmの縫い代差もサイズに響く

指定5mmのところを左右とも6mmで縫えば、身幅は予定より合計2mm細くなることがあります。

ブライスの胴体では、この2mmが「ぴったり」と「少しきつい」の差になることもあります。

裁断時に正しい縫い代を取ることと、縫製時にその幅を守ることはセットです。

小さな服ほど、「だいたい」ではなく一度数字を確認することが、結果的に一番早く完成へつながります。

4.裁断枚数・左右・わ裁ちを確認してから布へ置く

型紙を布へ置く前に確認したいのが、それぞれ何枚必要なのかということです。

左右一枚ずつ必要な袖、わで一枚取る身頃、左右対称に裁断するパーツなど、同じ「1枚」でも切り方が違います。裁断後に気づくと布が足りなくなることもあるので、先に整理しておきましょう。

型紙に書かれた裁断枚数を先に数える

「前身頃1枚」「後ろ身頃2枚」「袖2枚」など、必要な枚数を最初に確認します。

小さなパーツは切ったあとに見分けにくくなるので、型紙を外す前に枚数を確認しておくと安心です。

特に袖やポケットなど似た形のパーツが複数ある場合は、裁断した布の上に型紙をしばらく置いたままにしておく方法もあります。

「この小さい布、何のパーツだっけ?」を防ぐだけでも作業がかなりスムーズになります。

左右対称のパーツは同じ向きで2枚切らない

袖や左右の前身頃などでは、左右対称のパーツが必要になることがあります。

布を一枚ずつ裁断するときに型紙を同じ向きで2回置くと、同じ側だけ2枚できてしまうことがあります。

布を中表に二つ折りして同時に裁断する、または型紙を裏返して左右を作るなど、作り方に合わせて確認しましょう。

小さな袖ほど「まあ使えるかな」と思いがちですが、前後のカーブが違う型紙では正しく付かなくなることがあります。

「わ」の線は布の折り目にぴったり合わせる

型紙に「わ」と書かれた部分は、布の折り目に合わせて裁断します。

ここへ縫い代を付けたり、折り目から数mm離して置いたりすると、中央に余分な幅が生まれます。

ブライスサイズでは2mmずれれば、広げたときには4mmの差になる場合もあります。

「わ」の線と布の折り目がきれいに重なっていることを確認してから固定しましょう。

5.地の目を意識して型紙を配置する

型紙を見ると、矢印のような長い線が書かれていることがあります。これは地の目を示す線です。

「小さなドール服なら、どこに置いても同じでは?」と思うかもしれませんが、生地の方向は服の伸び方や落ち方に影響します。リアルクローズらしいシルエットを作るためにも確認しておきたいポイントです。

地の目線は生地の耳と平行に合わせる

一般的には、型紙にある地の目線を生地の耳と平行になるように配置します。

線の上端だけでなく下端も耳から同じ距離になっているか測ると、斜めになっていないことを確認できます。

たとえば上が30mm、下が35mmなら、型紙はわずかに斜めです。

ドール服では型紙自体が小さいため、数mmの差でも地の目の角度が大きく変わることがあります。

斜めに取ると服がねじれて見えることがある

地の目を無視して斜めに裁断すると、生地の伸びやすい方向も変わります。

細身のパンツなら脚が少しねじれて見えたり、トップスなら裾が片側だけ落ちたりすることがあります。

特に無地の服では柄で隠れないため、シルエットの違いがそのまま見えます。

「型紙どおりなのに左右がなんとなく違う」というとき、地の目が影響している場合もあります。

柄物では地の目と柄の方向を両方見る

チェックやストライプでは、地の目に加えて柄の線も確認します。

型紙の中心線とストライプが斜めになっていると、小さなブラウスではかなり目立つことがあります。

花柄にも上下方向があるデザインがあります。花や茎が全部逆さまになっていないか、裁断前に一度離れて見てみましょう。

小さな型紙だからこそ、配置を数cm動かすだけで一番きれいな場所を選べるのもドール服の楽しいところです。

6.柄物は裁断する位置まで決めてからハサミを入れる

小花柄やチェックなどでは、「どの柄を使うか」と同じくらい「柄のどこを使うか」が大切です。

人間服より使う面積が小さいからこそ、一枚の布の中から一番かわいい数cmを選ぶことができます。ここは作業というより、スタイリングに近い楽しい工程です。

前身頃の中心にどの柄が来るかを見る

ブラウスやワンピースでは、前身頃の中心に何が入るかで印象が変わります。

小さな花が左右に自然に散る位置もあれば、大きな花が胸の中央へ一輪だけ来る位置もあります。

裁断前なら型紙を何度でも動かせます。

「この位置かわいい!」と思える場所を見つけてから固定しましょう。

チェックやストライプは中心線を合わせる

チェックやストライプでは、中心線と柄を合わせるだけでも仕立てた印象がぐっと整います。

前身頃の中心と縦線、スカート中央とチェックの中心など、一番目立つ場所から合わせます。

脇まで全部完璧に柄合わせしようとすると初心者さんには負担が大きいため、最初は前中心ひとつだけでも十分です。

一か所きれいに揃うだけで、「ちゃんと考えて作られた服」に見えやすくなります。

柄違いで同じ型紙を作ることまで考えてみる

一度きれいに完成した型紙なら、二着目は柄違いにするのもおすすめです。

白無地、小花柄、チェック。同じ形なのに、合わせたくなるボトムも変わります。

型紙を「一着を作るためのもの」ではなく、「ワードローブを増やす基本形」と考えると使い道が広がります。

新しい型紙を次々買う前に、手元の一枚を何通り楽しめるか考えるのも面白いですよ。

ことりの編集長メモ
私は型紙を布の上で動かしている時間が大好きです。同じ小花柄でも、前身頃の真ん中にどの花を置くかで全然違う服になるんですよね。「裁断=切る作業」ではなくて、実はここからもうデザインが始まっています。

7.裁断後すぐ縫わずパーツと作り方の順番を確認する

すべてのパーツを切り終えると、すぐミシンへ行きたくなります。

でも、その前に一度だけ全部のパーツを並べてみてください。必要な枚数、左右、前後を確認し、作り方の工程をざっと見ることで、その後の縫製がかなり進めやすくなります。

裁断したパーツを型紙と一緒に並べる

前身頃、後ろ身頃、袖、襟などを型紙の横へ並べます。

この段階なら、「袖が一枚足りない」「後ろ身頃が同じ向きで2枚ある」といった問題にも気づけます。

ドール服のパーツは数cmしかないものも多く、一度まとめてしまうと見分けづらくなります。

縫い始めるまでは小さなトレーや箱に型紙とセットで置いておくのも便利です。

最初から最後まで作り方を一度だけ眺める

作り方は、一工程ずつ初めて読むより、最初に全体を軽く見ておくと流れを理解しやすくなります。

「肩を縫ってから襟」「脇を閉じる前に袖付け」など、あとから戻りにくい工程があるからです。

全部を暗記する必要はありません。

「最初に前後をつないで、そのあと袖なんだな」くらい把握しておくだけで十分です。

完成した姿をもう一度見てから縫い始める

最後に、作例や完成写真をもう一度見てみましょう。

襟はどのくらい寝ているか、スカートはどのくらい広がるか、トップス丈はどこまで来るか。

完成イメージを頭に入れておくと、途中で「このギャザー、ちょっと多すぎる?」という違和感にも気づきやすくなります。

そして完成したら、次はどの生地で作ろうかまで考えてみてください。同じ型紙でも布を変えるだけで別の服みたいになるのが、ドール服の楽しいところです。

まとめ|ドール服の型紙は布を切る前の確認で作りやすさが変わる

ドール服の型紙を手に入れたあと、すぐ裁断を始める必要はありません。

  • PDF型紙の印刷倍率を確認する
  • 作りたい服に合う生地か確認する
  • 縫い代込み・なしを確認する
  • 裁断枚数・左右・わ裁ちを確認する
  • 地の目に合わせて配置する
  • 柄が一番きれいに見える位置を選ぶ
  • 裁断後に全パーツと作り方の順番を確認する

この7つを確認してからハサミを入れるだけでも、「裁断してから間違いに気づいた」という失敗をかなり減らせます。

そして型紙は、一度完成させたら終わりではありません。

白いブラウスを一着作ったら、次は小花柄。さらにストライプ。丈を少し変えてデニムに合わせる。

一枚の型紙から少しずつブライスのクローゼットが増えていくのも、ドール服作りの大きな楽しさです。

焦って切るより、型紙と布を眺めながら「どんな一着にしようかな」と考える時間まで楽しんでみてくださいね。

Sugar & Saltからのお知らせ

Sugar & Saltでは、ブライスの日常に自然になじむリアルクローズをテーマに、型紙と作り方を制作しています。

型紙を手に入れたあと「次に何をすればいい?」で止まってしまわないよう、生地選び、裁断、縫製、アレンジ、完成後のコーデまで、一着を作る流れ全体を楽しめる情報をお届けしています。

公式LINE・Sugar & Salt Atelier

Sugar & Salt公式LINEでは、初めて型紙から作る方にも挑戦しやすい無料ベレー帽型紙や、新作型紙のお知らせをお届けしています。

Sugar & Salt Atelierでは、写真だけでは分かりにくい工程を動画で確認したり、同じ型紙を生地違い・アレンジ違いで楽しんだりできる、ドール服作りの場所を目指しています。

この記事を書いた人

ことり|Sugar & Salt 編集長・新作&コーデ担当

新しい型紙を見ると、「これ、白でもかわいいし小花柄もいいな」と完成後のコーデまで考えてしまう編集長。型紙を一度作って終わりにせず、生地違い、着回し、アレンジへ広げるドール服作りの楽しさをお届けします。

この記事の著者

Shiori

1987年生まれ。ブライスサイズのドール服を作るのが好き❤️オリジナルの型紙を作ったり作る事を教えるのは好きだが機械音痴な為更新はノロノロ

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